誰もが持っているアメリカンな文化の象徴、ジーンズを約38cm幅の伝統の生地で創るとどうなるのか。
元はといえば、金鉱作業員の為のパンツとして生まれたものが、歴史を帯び特徴的なディティール等によって人気ですが、一方で大量生産の為直線的なパターンで構成され、堅い生地で体に合わない為にアタリ、ヤブレがでる一面もあります。
そのカウンターとして、私たちが創造したものがdeparture pantsになります。
まず、約38cmの小幅だからこそ他のアイテムでも構成されているようにバイアスに取るという手法です。重力に対してバイアスに取ることで縦方向に伸びが効き屈伸や歩行等の動きに対応します。
また生地自体は綾織ではなく平織でありながら、バイアスに使うことで綾織に魅せるような視覚的なトリック、シャトル織機よりも幅の狭い生地で創るという試みや、セルビッチと呼ばれる生地の耳をそのまま使用したパターン配置など、アメリカンな象徴アイテムに相応しいハイコンテクストな製品になっています。
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